保育士にパソコンが必要だと言われても、いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか?
ですが今は保育士に限らず、どんな業界でも必要最低限のパソコンスキルが求められます。

パソコンなんて家にもないし、全然使えないんですけど…。
必要最低限ってどの程度ですか?
実際に保育士がパソコンを使う業務とは一体何なのか、どう学んでいけばよいかをお伝えします。
利用者の保育士記録はペーパーレス化が進んでいる
最近では病院でも電子カルテを導入し、ペーパーレス化が進んでいますよね。
ペーパーレスにすることで、情報の管理がしやすく、探したいものがすぐに見つかったり、整理整頓も簡単になります。
保育士でも利用者の個人情報や保育記録をデータ管理する所が増えてきており、タブレット端末やスマホなどで使える保育専用アプリなども開発されています。
リアルタイムで更新・閲覧ができるため、スタッフ全員での情報共有もスムーズに行えるのが特徴です。
また、管理職ともなるとスタッフの管理やシフト作成でパソコンを使う場面も多く出てくることになりますので、できるだけパソコン操作に慣れておくことをおすすめします。
WordやExcelを実際に使ってみる
会社のパソコンで練習するのは難しいかもしれませんが、家にパソコンがある方は、WordやExcelを実際に使ってみましょう。
会社から配布された書類などを見ながら、自分で全く同じものを作ってみたり、ネット上で無料配布されている書類のテンプレートなどをダウンロードし、どのように作成されているのか見てみるのも良いでしょう。
まずは身近な場面で使ってみると覚えやすく、Excelで家計簿をつけたりレシート管理をしてみるのもおすすめです。
Microsoft Officeに入っているWordやExcelといったソフトは、パソコン購入時に標準で入っていることも多いのですが、高価なため、他社の互換ソフトがインストールされている場合もあります。
機能はほとんど変わらないため、それでも十分に練習できます。
ですが、パソコンによってはそういった互換ソフトもインストールされていない場合があります。
そんな時はネット環境さえあれば無料で使えるGoogleドキュメントやスプレッドシートを使ってみましょう。
WordやExcelとは少し違いますが、機能は類似しているため、書類作成を練習するには十分です。
ますます需要が高まる保育士のパソコンスキル
今後さらなる電子化が進む中で、保育士の基本的なパソコンスキルは必須条件になる可能性も。
電子化が進むと業務の効率化が行えるので、人手不足に悩む保育業界ではどんどん多くの企業が導入していくことでしょう。
ある程度のパソコンスキルはどんな業種でも必要不可欠になってきていますので、覚えておいて損はありません。
「私はどんなにやったって覚えられないから無理。」
「パソコンが得意な〇〇さんに任せておけばいいじゃない。」
といったように、初めから諦めて人任せにしてしまってはいつまで経っても使えるようにはなりませんし、スキルアップだけでなくキャリアアップも難しくなります。
会社が必要としているからパソコンを覚えるだけでなく、パソコンを活用することで、日々の業務が簡略化でき、結果として自分の負担が軽くなります。
苦手意識を持ってやらないのではなく、Excelで家計簿をつけたり、スマホの写真をパソコンで管理してみるなど、日々の暮らしの中からパソコンを使ってできることを増やしていくと自然に使えるようになっていきます。
そのうち、あれもパソコンを使えば便利になるかも!と自分で発想できるようになり、仕事だけでなくプライベートも便利に充実していくかもしれませんね。